2020/04/01
当院ではこの4月より、新しいシステムの口腔細胞診を、口腔がん検診に、導入しました。
口腔がん検診は、基本診査(視診・触診・問診)、ベルスコープ診査、口腔細胞診、の3本立て検査体制となり、より幅広く口腔粘膜疾患を発見できる体制となりました。
新しい口腔細胞診は「液状化細胞診」(LBC)というシステムで、これまでの細胞診の弱点であった検体の採取率を大幅に向上させたものです。
このシステムの登場によって、不適切な検体をほぼ無くし、失敗なく適正な検査が出来るようになりました。細胞診の大きなイノベーション(技術革新)と言って良いものです。
婦人科領域では、すでにほとんどの子宮頸がん検診がLBCによって行われています。
また、当院では大学病院とも密接に連携し、細胞診は必ず専門医の病理学的診断を仰いでおります。
さらに、当院の非常勤医は日本病理学会の口腔病理専門医と日本臨床細胞学会の口腔細胞診専門歯科医のダブルライセンスを有する数少ない歯科医師(兵庫県内に1名のみ)で、いつでも専門的なセカンドオピニオンを得られます。
細胞診の検体採取は、口腔粘膜を専用のブラシで少しこするだけで苦痛はありませんし、短時間で終了します。
経験豊富な院長と、ベルスコープ、液状化細胞診で、より精度の高い口腔がんの早期発見を目指します。